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ワートリ本誌感想。何話か飛んでしまいましたがまた再開ー、もう今日には次の回入ってますけどこの130話は語りたい事色々あったし、周回遅れですが。
この回はガールズファイトが熱い回でしたなー!それぞれ成長や貫禄を見せてくれて、好きなシーンだらけでした。


まずは逸る双葉ちゃんをしっかり諭す木虎ちゃんに成長を感じて、おおおっと。平時は双葉ちゃんに冷たく当たられて内心涙していた木虎だけど、実戦任務中でも私情むき出しの彼女にはちゃんと冷静に受け流して相手していて、先輩らしさを見せていたところでの見せ場でしたね。ここで双葉への精神的フォローを入れつつ、自分達の役割をきちんと再確認させたところ、大規模侵攻での自らの経験が見事に活かされていてグッとくるものが。あの時未知の相手に対して前のめりになり結果キューブ化されてしまった、という経験が、今回一歩引いてやるべき事を見極めている姿勢につながってるなと。不意を突かれ大ダメージをくらった双葉が躍起になって「倒そう」とし始めたところを、そうではなく「おさえる」のが自分達の役目なのだ、とクールダウンさせながら、その言い回しにも隊長の加古さんや同じ役割の笹森を例に挙げて、理性的に筋道立てて伝えているのにも感服です。元々実戦での優秀さは感じるものがあったし同年代の修相手に比べれば相手は後輩だから、というのもありそうだけど、それでも以前は己の正しさを信じるあまりに棘のある表現も目立っていた木虎だけに、精神的な成長も感じるなぁ。自分が好かれていないのを自覚しているからこそああして双葉が納得出来るような言い方を選んでいるんだろう、というのも感じ取れて、更に唸らされます。そしてこうやってちゃんと説明すれば分かる子である、という信頼もしっかり覗かせている気がしますね。
双葉が相手にやられた分をやり返そうと無茶をしようとしたのは、以前にも描かれた「勝てると思っている相手にやられ、ムキになって冷静さを欠き更に隙が生まれる」という状態に陥りかけていたんですよね。奇しくもそれを同郷の緑川が模擬戦で身を以て痛感し、そしてその後の実戦でその苦い経験を糧に見事に立ち回った、というのも考えると面白い。双葉も今回の事がきっと今後の成長につながってくんだろうなぁ。
そして木虎が再認識させた「私達の役目」が「邪魔な相手をおさえること」だというのが、シブいよなぁともう何度目か数え切れませんが改めて。はっきりと「強敵をその場に釘付けにして時間を稼ぐ」「相手の戦力を分断させる」というのが、「相手を倒す」のと同等以上の評価をされている描写に、本当に毎度感嘆します。少年漫画のバトル展開では「ここは引き受ける」としながらタイマンバトルの点在化である事も多く、またそうして勝敗をつけるのは勿論スカッと分かりやすい面白さがあるのですが、それに比べたら格段に地味な役割にちゃんと価値がある事を常に描こうとしている実直さが好きですワートリ。この路線をこれからも貫いてほしいなぁ。


一方の佳境を迎えた那須熊vsウェンさんのバトルは、最後貫禄の那須さんで決着…!この那須さん怒りのトルネードバイパーは、やっぱり下からのねじねじで浮かせるのと、あの捻れた軌道を防ごうと気を割かせるのとで、より上からの攻撃を当てやすくする効果があるんだろうなぁ。とまじまじと。ワートリにしてはだいぶ派手な演出だけど、良く良く見ていくとそれなりに堅実な意図も感じるのがらしい。まぁこの辺はいくらでも深読み出来るけど、要するに那須さんってやっぱり動きが絵になる魅せ系スタイルなんだろなぁ。持ち技に「鳥篭」なんて異名がついたりする辺りからしても。那須さん本人にどこまでその意図があるかは分かりませんが、見てて惚れ惚れするもんがありますね。天然ファンタジスタでも実はカッコいいちゅうに演出嫌いじゃないっ子でもどっちでもかわいい。
そんでたぶんこれも那須さんリアルタイムで弾道引いてんだよねきっと…。決め技なのかもしんないけど、相手の位置関係によって最適な軌道は変わるだろうし、あんだけの弾数の道筋その場その場で操ってんのかと思うとやっぱり那須さんすごい。さり気なく直球な弾道すらも「変化弾!」つってぶっ放してんのも面白かった。通常弾つうかアステロイド入れてないのかなもしかして。
そして那須さんは怒らせたら本当に恐ろしいのだ、というのも良く良くよっくわかりました…。何か、ランク戦でくまちゃん泣かせた鋼さんが今になって心配になってきた…ぞ?大丈夫かなお礼参りとか、くまちゃんの涙まとめて返すわとかならないか。那須さん戻ってきた時にはもうくまちゃん泣き止んでたからセーフ?だといいね??

仕留めたのは那須さんだけど、目まぐるしく分身達を相手にしながら頭も巡らせてそのトリガーを見破ったくまちゃんも見事だったなと!こういう描写でみんな優秀なんだなって感じる。最後本物を見極めるのは危うく相手に一杯食わされそうになったけど、あれはまぁ菊地原のSEでもなきゃ分からんべしゃーない…「目だけに頼るから」「足音聞けば一発なのに」つう、憎めない憎まれ口も彼ならではですな。ところでうってぃーへの「いやいや耳 耳」ってツッコミはもしかしてイヤーだけに!なんてね!的なきくっち渾身のギャグだった?考え過ぎ?たぶんそんなツッコミ返ししようもんならもんのすっごく冷たい眼差しが返ってきそうだけど。
ところでこれで風間隊が出揃いましたね。当初はランク戦の会場警備についていた筈だから、「本部長の指示」という言葉からも風間さんだけでなく部隊合わせて侵入者迎撃に回ったんだな。ランク戦は万一の時は中止して東さんの指揮で事態に当たる…って想定もあったけど、もうその可能性は薄まってきたか。東さん指揮で動く三雲隊や影浦隊もちょっと見てみたかったが。
さてウェンさんはどうなるのだろう。顔にヒビ入ってるから戦闘体解除は間もなくっぽいけど、そもそもの目的考えると、この場で生身に戻るのはちょっと考えにくいよなぁ。何となくヨミみたいなバーチャル投入で生身は艇の中、って線が強い気がする。そうすると擬態能力も入れ物であるトリオン兵の機能の一部、って考えられて腑に落ちるし。



それにしても前も少し語った気がするけど、ワートリ現在のバトル編で天羽のSEや黒江ちゃんの韋駄天とか新情報次々出てきてるのに、その説明には全く頁を割かずにバンバン話が展開してくの本当にシブくていい。ちょっと今それどころじゃないんで見てれば何となく伝わると思うし後にしてね、って容赦なく進んでく感じがいいわ。これ読者は知らないけど作中の隊員達は当然既知の事なので、いちいち説明する状況が訪れないからなんだよなぁ。そこを漫画的に作り出す事は可能だけど、それよりも話のテンポを最優先しているところが好きです。ここらへんの詳しい説明は、多分今後修達と関わったりする時になるかな。
けど韋駄天はガロプラ側の分析描写を使ってある程度どんなもんかを伝えたり、ヨミのSEは流石に伝えようがないから地の文で補足入れたりして、必要な場面では読者向けの説明をちゃんと入れてますね。思えば所謂「天の声」的ナレーションや地の説明文がとことん少ないのも、バトルのテンポが良く感じる部分かも。
改めて考えてみると、この手法をあまり用いずにバトル描くのって結構労力使いそうだなぁ。言ってみりゃ殆どの事を絵と、人物の会話やせいぜい独白で表現する訳だし。絵柄も相俟ってすごくさらりと描かれてるように感じるけどね、そこがまたすごいな。

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