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今週のワートリも情報盛り沢山で盛り上がりまくりでしたねー!感想ログまとめ。


まずは木虎、当初は銃手だったんだねー。弾丸一本では壁にぶつかったからスコーピオンも使って万能手になった、てのは以前烏丸先輩が言ってた「銃手はトリオン差がモロに出るから少ないやつは先に進むほど不利になる」ってやつなんだな。木虎の場合特に筋が良かったから、余計にスタイルの転換を迫られるのも早かったのかも。「トリオンが少なかったのは昔の話」ときっちり断りを入れているのは、鍛錬によってある程度は克服出来るという事なのか。ある程度ってどの程度だろう。Q&Aでも同じ事触れられてたけど、それは修にも夢を見られるくらいのものなのだろうか…。
そして改めて木虎と修の対比が興味深く。木虎は非凡な戦闘センスがあったから、近接型の攻撃手としてもガンガン立ち回れるようになって万能手としての道が開けた。修は正直レイガスト一本でやってた時はかなり伸び悩んでいた印象で、実際訓練用バムスター退治の成績見てもあんま近接戦闘向きではないんだと思う。けど烏丸先輩が評した「弱いけど馬鹿じゃない」特長を生かして、知恵と工夫で立ち回れる可能性が広がる射手の道を選んだ。本当に正解はひとつじゃない、人それぞれなんだなぁ。
それにしても銃手でB級上がったって、訓練用バムスターを9秒で倒したという木虎伝説も銃手としてって事だよね?基本的に攻撃の威力は攻撃手に譲ると言われている銃手で、いまだに語り草になる記録を叩き出してるとは、改めて木虎の戦闘センスの凄さが際立つ。

そして木虎の言い方は正直きっついなぁと感じたけど、それが木虎だなぁとも思えて、これだけズバッとした事は木虎じゃなきゃ言えないよなぁと思ったんだよね。修と同い年で、ライバル心も手伝ってまだ成長途中の修への苛立ちも隠せなくて、言ってみりゃ未熟なとこがまだある木虎だからこそだなと。
これは「まだ中学生だし」という面もあるけど、それだけで片付ける気にならないのは、この漫画が年齢を免罪符にするような作品世界じゃないからかも。まだ子供なのに…!みたいな描写はあまりなくて、多少の寛容さはあっても基本は組織の一員として一人前に扱われている感じを受ける。
能力があるのは感嘆すべき事だけど、だからって特段に偉い訳ではなくてその力を組織として生かす事が大切である、てのを高校生より上はもう弁えてる感じだよね。この漫画のキャラ達はみんなえらく大人びて見える印象あるけど、そういう精神がしっかりしてるからなのもありそうだ。みんなああやって訓練を重ね先輩から学んだりして、心身を磨いてるんだろうなぁ。
中学生組はその点の精神性はまだ幼く描かれてる印象があって、その未熟さは必ずしも欠点とはされていない。けれどお前さんそのまま傲慢になってはいかんよってラインは越えないように、作中で諭されたり痛い目を見たりして良い方向へと修正されてってる印象を受けるなぁ。
「未熟さ故にこれから改善された方が良い部分」と「多少の難はあるけどキャラの性格による個性で収まる範疇」は、作中で線引きされてるように思える。前者は緑川や黒江ちゃんのシーンとか、後者は菊地原の毒舌や今回の木虎のシーンみたいなとこかなと。緑川は修に対しての行いで遊真に同じ形で見事ボコされ気持ちを改めたし、黒江ちゃんが「ライバル強くしてどうすんの」と呟いた時は米屋の飄々とした返しで「そういう事じゃないんだぜ」と暗に伝えてる。個人的にはここから来馬先輩の「近界民と戦う時はみんな味方なんだから」という流れに展開してくのも熱い。
だから今回の木虎もかなりキツイ言い方をしているけど、近くにいる人格者の時枝先輩や綾辻さんが口を挟まず見守っている、という描写で、修には厳しい意見だけど必要な事なんだってのを表現してると思う。綾辻さんの「ド正論だけど厳しい~」でやんわり当たりの強さは伝えてるけど、言ってる事は「ド正論」だってのも認められてるんだよね。
まぁ主人公に厳しい事言うキャラってのは、読者からの風当たりが強くなるきらいはある。やっぱり主人公には皆多少なりとも肩入れしているから、上から目線でバッサリ斬ってくるのは面白くなかったり認めてあげてよーってもどかしくなる気持ちもあるだろうと思う。朝ドラなんかでもそういうポジションの登場人物はズタボロに言われてたりするもんなw

だからこそね、そんな木虎が何だかんだで修の姿勢を正して授けた策が、これまでの「三雲隊の中での修」をきちんと見てきてこそのものだった…!ってのがね!もう!良くて!読み進めてく内に修じゃないけどワクワクしてきたんですよ!
最後修が木虎の意図を理解したとわかった時の木虎の和らいだ表情に、もう涙出てきた。読者の多くが修の目指す道はこれだろ!と感じてきたであろう、荒船隊相手にウザく立ち回っていたシーンを木虎が思い描いていたのがまた、良い。とても良い。燃えてくる。思えばあの場では「たまたまじゃないですか?」とかつれない事言ってたじゃないの木虎…あんな口聞きながら、ちゃんと修の本質見抜いて認めてたって事じゃないのね。最高ですね。
それにしても現在の流れは所謂主人公パワーアップ修行ターンに位置付けられると思うけど、そこで導き出されたのが「強い相棒を有利にさせるように、こそこそワイヤー張り巡らせていやらしく立ち回る」というこの、シブさですよ。いいよねぇとことんブレないこの漫画。要するに木虎は「いやらしいメガネを極めろ」と言ってくれたのですね。こう書くと語弊がありますね。
そんでこの「相手を仕留めるのではなく、有利になるよう動かす為の行動」というのは、千佳ちゃんのライトニング鉛弾にも通じるものがあると思う。あれも直接の殺傷能力はないし実力者なら回避余裕だけど、シールドで防御が出来ず回避一択になるのがまた相手を動かせると思うのよね。勿論当たれば良し。


ところで綾辻さんがさらりと「とりまるくん」と呼んでたのが気になって!これといい出水くんの「京介」呼びといい、やっぱこの両隊とはつながり深そうだなと改めて。烏丸先輩は元太刀川隊で唯我と入れ替わり説派だったけど、今回ので元嵐山隊もあり得そうと思えてきた。
烏丸先輩今回の修の件でも嵐山さんと出水くんにさっと話を通せるコネクションあるし、振り返れば新入隊員チュートリアルで嵐山さんに挨拶でもって流れあったり、大規模侵攻編での出水くんとの掛け合いとか、玉狛来る前どんな形で過ごしてたんだろうってまた気になってきました。そんでどんな経緯で弾狛へ行く事になったんだろうとも。その内描かれて欲しいなぁ、本筋進めるだけでもあの情報量で大変なの、は承知してますが、何とか出来るだけキャラの掘り下げも見たいです…!つうかもうみんなの入隊までの経緯からこれまでの話全部知りたい。「(キャラ名)のすべて」みたいな本出して欲しい。


後は後は二宮さんが出水くんに頭を下げて教えを乞うたという衝撃の事実ね!いやぁこれ、ほんと恐れ入りましたって感じでした二宮さん…。実力あるけどやや高慢ちきなとこある気がしてたら、ちゃんと人間が出来た人だったんね…。参った。
良く読み返したら出水くんには「自分に足りない技術を教わるため」と表現されてたな。何だろう。現在描写されてる中だと、合成弾とかリアルタイム弾道の名手って辺りだろうか。合成弾は先のランク戦では二宮さん使ってなかった気が…?するけど使えても全くおかしくないからね。RPGのラスボスだったら第二形態辺りで使い出すようなアレだったりするのか。
リアルタイム弾道の線でも、加古さん解説で「相手を動かす為のハウンド」みたいな言い方されてたので、将棋やチェスみたいに?数手先を読みながら手札を使っていくような、その手札を充実させる為にアドリブで弾道引ける発想を学びに行ったとか…どうかな。これはちょっと苦しいか。
そんでこの両者の関係性を知って、12巻での会話シーン読み返すとまた違った印象が加わるというワートリあるある。お高く止まった二宮さんとさっぱり付き合える出水くん、って感じだったけど、お互い出水くんの実力や二宮さんの誠意を認めてるんだねぇぇと思うとねぇぇぇ良いねぇぇぇ(*´Д`*)


最後の2コマも最高でした…。千佳ちゃんと出穂ちゃんを見守るユズルの穏やかな微笑なんなん…。遊真は加古さんから逃げようとしてんのかなw 加古さんのにっこり笑顔が素敵ー!
こっちの顛末も是非眺めたいところであります。もう3画面体制で見たい。無理なの分かってる葦原先生がしんでしまう。だから妄想がんばるね…(つながってない)。
遊真と加古さんのとこは尚加既断(尚加古さんには既に断りを入れた)で一旦区切りなのか、続きがあるのだろうか。そろそろ次の展開に向かいそうな引き方だったけどなぁ。

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